「日本人にもっと毒を」でも紹介した宝島社が今年の初めからとんでもない広告を出してくれた。 深すぎて意図がつかみきれない広告をご紹介しよう

「敵は、嘘。」読売新聞朝刊・日刊ゲンダイ(いずれも全国版)

いろんな人がいろいろな嘘をついている。 子供の頃から「嘘をつくな」と言われてきたのに嘘をついている。 陰謀も隠蔽も改ざんも粉飾も、つまりは嘘。 世界中にこれほど嘘が蔓延した時代があっただろうか。 いい年した大人が嘘をつき、謝罪して、居直って恥ずかしくないのか。 この負の連鎖はきっと私たちをとんでもない場所へ連れてゆく。 嘘に慣れるな、嘘を止めろ、今年、嘘をやっつけろ。

出典:宝島社

あえて「誰の」嘘というのをぼかしているのが心憎い。これほど受け手のイデオロギーによって非難対象が異なるコピーもないだろう。言い換えれば自分の思想的な立ち位置を測れるテスターなのだ。しかも、自社を売り込んでいないところも素晴らしい。

「嘘つきは戦争の始まり」同日 朝日新聞 (全国版)の朝刊


湾岸戦争本格化のきっかけとなったとされる写真。真偽は…

続いて、同日に朝日新聞に掲載された広告。 写真は「イラクが油田の油を海に流した」その証拠とされ、湾岸戦争本格化のきっかけとなった一枚の写真。しかしその真偽はいまだ定かではない。

テキストでは「多くの指導者たちが平然と嘘をついている。」と対象を指導者としている。金正恩や習近平は今更言うまでもない。では「多く」とまで言うのは誰を指しているのか。

折しも韓国によるレーダー照射事件(と、瀬取り疑惑)と、韓国政府の妄言。「文大統領のことか」と思いつきやすいが、掲載されているのが朝日新聞のみ。購読層からすると「モリカケ問題の安倍のことか」と考える方が多数派なのかもしれない。

ただ、穿った見方をすれば指導者=大統領や首相とは限らない。民主主義国家で、民意に一定の指向性を持たせる存在もまた指導者たり得る。

教え導く者。指導する者。教育やスポーツ、芸道などの他に、政治、経営、宗教などについても用いられる。コーチ、あるいはリーダー。


Weblio:指導者

1枚の写真が大きな波を作ったシリア難民少年の水死写真。メディアが取り上げ、 EUでの難民保護運動のきっかけとなった。だが、そうして難民を受け入れてきたEUでは今、難民による治安の低下など大きな社会問題が起きている。これはメディアが嘘をついて民衆を指導した一つの結果だろう。

水死したと言うには不自然すぎる

「戦争に導く嘘」から外れるかもしれないが、慰安婦問題を捏造した朝日新聞にこの広告を載せる宝島社。果たしてその真意はどこにあるのか。

昨年10月29日、トランプ大統領は(アメリカ)国内の政治的断絶や憎悪は「フェイクニュース」のせいであると主張した。